あおり運転 免許取り消しを検討 免停と取り消しの違いとは?

あおり運転 免許取り消しを検討 免停と取り消しの違いとは?

ドライブレコーダーやスマホ動画がすぐにSNSで拡散される昨今、あおり運転が社会問題となっています。

現状は、あおり運転を直接取り締まる法律がなく、あおり運転は野放しの状態。

これを重く見た警察庁は、あおり運転に対する制度改正を検討しているそうです。

あおり運転 免許取り消しを検討 免停と取り消しの違いとは?

前の記事→煽り(あおり)運転の罰則強化はいつから行われるのか?

前の記事でも紹介したように、懲役刑も検討しているらしくあおり運転への処罰は今後厳しくなりそうですが、よっぽど悪質で、実際に事故が起こらない限り懲役刑の敵用は難しいかもしれません。

そのため、他にあおり運転対策として検討しているのが、違反点数の見直し。

現時点での道路交通法では、あおり運転自体を取り締まることが出来ず、現行の道路交通法の「車間距離保持義務違反」「急ブレーキ禁止違反」などを敵用して取り締まってるそうです。

しかし、「車間距離保持義務違反」「急ブレーキ禁止違反」などの違反点数は1~2点。駐車禁止の違反点数が2点ということを考えると、あまりにも罰則が軽いものです。

免停と免許取り消しの違いとは?

免停と免許取り消しの違いは、免許を一時的に停止されるものを「免停」で、免許を剥奪されるのが「免許取り消し」です。

罪の重さとしては、当然、「免許取り消し」。ただ、免許取り消しで免許を剥奪されたとしても、再取得することが可能です。

免許を剥奪されても取り消し期間を過ぎれば、もう一度免許が取得できるというのも軽いような気がしますね。

故意に危険な運転をして人を巻き込むような悪質なドライバーは免許再取得するにしても、もっとハードルの高いものにして欲しいです。

取締りを強化してもほぼ意味なし

全国の警察は、現在社会問題となっているあおり運転を重く見て、取り締りを強化しているそうです。しかし、現行であおり運転を取り締まる法律がないので、「車間距離保持義務違反」「急ブレーキ禁止違反」を敵用。

「車間距離保持義務違反」「急ブレーキ禁止違反」でつかまったとしても違反は1~2点と軽いもの。前歴がない場合、免許停止になる違反点数が6~8点。

つまり、違反で捕まったとしても2回まではちょっと罰金を払うだけで済むということになります。また、3回捕まっても免停期間は経ったの30日です。

ちなみに、今年話題となった、常磐道でのあおり運転事件。悪質極まりない運転でしたが、あれでも免許取り消しにはならず、適用されるのは「危険性帯有者」として、最長180日の免許停止で済むそうです。

危険性帯有者とは、車を使って暴行事件を起こすなど著しく交通に危険を生じさせる可能性がある運転者のことです。

あおり運転で免許取り消しを検討

あおり運転をしてつかまったしても現状は違反切符を1~2点引かれるだけなので、ほとんどあおり運転の抑制力にはなりません。

そのため、警察庁は、あおり運転に対する処罰を厳罰化を検討中。そして、その厳罰化は最も重い「免許取り消し」を検討中とのことです。

現行では、実際に事故を起こし、危険運転致死傷害容疑などで摘発されない限り「一発免許取り消し」は適用されないのですが、それをあおり運転に即座に敵用できる、違反点数15点を検討しているそうです。

また、「危険性帯有者」の規定を改正することで免許を取り消せるようにする案も検討中とのことです。

あおり運転 免許取り消しを検討 免停と取り消しの違いとは?のまとめ

ドライブレコーダーで十分な証拠も残るわけですから、あおり運転で一発免許取り消しは当然だと思いますね。

ですが、あおり運転を繰り返す人は「ドライブレコーダーで撮られている」ということなんか気にせずやるわけですから、取り消した後の再取得のハードルを上げたり、無免許で車を運転したときの刑罰も厳罰化する必要があるかもしれませんね。

ちなみに、ドイツでは罪の重さに関わらずドライバーとして極めて危険と認められた場合、一生涯の免許剥奪らしいです。