GIGAスクール構想の課題 今後直面する問題点とは?

GIGAスクール構想の課題

「GIGAスクール構想」は文部科学省が進める、PCなどを使った学校教育のインフラ整備。当初は2023年度までに実現を予定してましたが、昨今の世界情勢を受け、実現を本年度中に前倒しすることを決定。

「GIGAスクール構想」の計画を前倒ししたことにより、今後の課題となる問題が発生する可能性があります。

「GIGAスクール構想」の課題とは?

「GIGAスクール構想」を実現するうえで、まず課題となりそうを思い浮かべると出てくるのが、教育者の問題。

計画を急ピッチで進めて「ちゃんと教えることが出来る指導者がいるのか?」ということが考えられますが、これはそこまで大きな問題点とはならないと思います。

小学生や中学生に専門的な知識を教えるというものでもないので、指導者についてはそこまで格差が出るものでもないと思います。

最も格差が出る可能性があり今後計画を進めていくうえで課題となるのが、インフラ整備の通信環境。通信環境については、都心部と地方では格差が出る可能性があります。

「GIGAスクール構想」はクラウドサービス利用が前提

「GIGAスクール構想」は今後主流となるクラウドサービスを利用することが前提となる計画。そのため、ネットの通信環境によって利用できるものと、利用できないものが出てくる可能性があります。

「GIGAスクール構想」で、クラウドサービスを快適に利用するためには、現在日本でもインフラ整備が進行中の5Gの通信環境が必要不可欠

5Gは今年の3月から日本でもサービスが開始され、徐々にインフラ整備も整ってきていますが、現在は都心部のみ

地方で5G通信が使えるようになるには数年かかるともいわれていて、それだと「GIGAスクール構想」には間に合わないことになります。

そのため、「GIGAスクール構想」計画を進めるためには、同時に急ピッチで5Gの通信が使える環境を整えることが課題になります。

5Gが整ってない状況で始めるとどうなるか?

「GIGAスクール構想」では、教育を受ける児童や生徒、全員がPCなどの端末を持ち、同時にネットに接続することになります。

授業の中でどの程度ネットを使うのかはわかりませんが、普段の授業でPCなどを使うとなると、その学校や地域で膨大な数の端末が同時にネット回線に接続することになります。

現状の通信環境では、おそらくまともに授業なんて受けれません。動画はカクカク、もしくは固まってずっとクルクル。

回線が渋滞するとどうなるか?というのは、実際に、先月、先々月と体験してます。私は地方に住んでますが、コロナの影響で在宅が増えた今年の4月、5月というのは回線がめちゃくちゃ重かったです。

都心部では普通だったのかもしれませんが、地方では在宅が増えただけでも快適にネットが使えないという状況でした。

5Gの特徴

最近は「5G」という言葉をよく目にしますが、「5G」になるとどんなことが出来るのか?「5G」の特徴とは?

①高速大容量
②高信頼・低遅延通信
③多数同時接続

この3つが「5G」の特徴と言われています。

オンラインでゲームとかするなら、①の高速大容量と、②の高信頼・低遅延通信というのが重要だと思いますが、「GIGAスクール構想」では、やっぱり③の多数同時接続というのが重要になります。

1人1台の端末というのが「GIGAスクール構想」の計画。1クラスだけでなく、その学校全体、その地域の小学校、中学校、高校となれば、同時にネットに接続する数は膨大な数になります。

その膨大な数のネットワークを不都合なく処理するためには、多数同時接続でも回線が安定する「5G」というのは必要不可欠と言わざるを得ません。

GIGAスクール構想の課題のまとめ

「GIGAスクール構想」の課題となるのはやっぱりネットの通信環境。5G通信が使える環境というのは地方ではほぼ整ってないのが現状です。

今年度中に計画は実現すると決定しましたが、「5G」が整ってない環境で、「GIGAスクール構想」の計画だけ進めても、まともに機能するまではまだまだ時間がかかるかもしれませんね。

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