エンゼルスの大谷翔平選手が、2021年のア・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれたことでニュースでも話題となっています。
気になるのは、「ア・リーグのMVPって何?」
ア・リーグのMVPということは、メージャーリーグ全体でもMVPを決めるということ?
MVPの仕様が良く分からなかったので調べました。
大谷翔平がリーグMVPを満票で獲得
大谷翔平選手が、満場一致の満票でア・リーグのMVP選手に選ばれました。
過去に日本人がシーズンMVPを獲得したのはイチロー選手のみで、イチロー選手の時は28人中11人が1位に投票しMVPを獲得しています。
大谷翔平選手は、30人中30人が1位に投票し、満票でMVPに選出されました。
満票でMVPに選ばれたのは過去に19人しかおらず、当然日本人としては初でイチロー選手も成し得なかった偉業です。
大谷翔平がシーズンMVPを取ったことは嬉しいですが、リーグMVPというのが気になります。
リーグMVPがあるなら、全体のMVPもあるのではないか?
メジャーリーグ全体のMVPはいつ発表される?
メジャーリーグ全体のMVPはいつ発表されるか?と調べてみると、どうやらそういうのは無いそうです。
メジャーリーグは、
・アメリカンリーグ
・ナショナルリーグ
の2つがあり、各リーグで1名ずつ、シーズンMVPとして選ばれる仕組み。
日本のプロ野球も、
・セリーグ
・パリーグ
各リーグから1名ずつ、年間MVPが選ばれるようです。
メジャーリーグのMVPの仕組み
2021年の大谷翔平選手は大活躍。
なので、「大谷翔平選手がMVP選手に選ばれた」というニュースは何度も見ました。
そんな頻繁にMVPが貰えるのか?
MVPの種類
メジャーリーグのMVPには複数あり、何度もMVP選手に選ばれることが出来ます。
・レギュラーシーズン
・リーグチャンピョンシップ
・ワールドシリーズ
・オールスターゲーム
日本のプロ野球で言うところの、ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズなどで活躍した選手がMVP選手として選ばれます。
また
・月間MVP
・週間MVP
・月間新人MVP
などもあります。
MVPと名の付くものはいくつもありますが、一番価値があるのが今回のシーズンを通してのMVP。
最も価値のあるタイトルを大谷選手が獲得したということでニュースでも大きく報道されています。
ナ・リーグのMVP選手と大谷選手の比較
大谷翔平選手はアメリカンリーグのシーズンMVP選手。
もう一つの、ナショナルリーグのMVPは、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー選手(外野手)がMVPに選ばれました。
ブライス・ハーパー選手の成績
ブライス・ハーパー選手がシーズンMVPを獲得したのは今回で2回目。
2015年にもシーズンMVP選手に歴代最年少(22歳)で選ばれていて、この時は満場一致の満票で1位を獲得。
最初にMVPを獲得した2015年の成績は、
・打率.330
・42本塁打(本塁打王)
・99打点
・出塁率+長打率 両リーグトップ
2021年の成績は、
・打率.309
・35本塁打
・84打点
・出塁率+長打率 リーグトップ
2021年 大谷翔平選手の成績
・打率.257
・46本塁打(本塁打王)
・100打点
・出塁率+長打率 リーグ2位
大谷選手の方が、ホームランは11本多く打ち、打点も多いです。
しかし、打率とOPS(出塁率+長打率)は、ブライス・ハーパー選手の方が高い。
素人目からすると、ホームラン数の多い大谷選手の方が凄いように見えますが、全体的に打者の成績として見るともしかしたら五分五分なのかもしれません。
ただ、大谷選手の場合、ここに投手としての成績も乗ります。
・9勝2敗0S
・防御率 3.18
・奪三振 156
投手としての成績を考慮すると、もし、メジャーリーグ全体のMVPを選ぶとしても満場一致で大谷選手が選ばれるのは間違いなさそう。
2022年の大谷選手の活躍も期待したいです。