シーズン開幕から絶好調の大谷翔平選手。現時点で、リーグトップと並ぶ7本のホームランを打っています。
海外では大谷選手はどう評価されているのか?スタッドキャスト担当者が大谷選手のどこをどのように評価しているのか?を紹介します。
【大谷翔平】2021年 海外の評価は?
「スタッドキャスト」の担当者のD・アドラー氏は、現時点で大谷翔平選手を、「MLBで最強のバッター」と評価し、また、このままの調子でいけば、「年間MVPの候補に挙がるだろう」と話しています。
「MLBで最強のバッター」と評価するのは、D・アドラー氏の主観ではなく、データ解析によるものです。
D・アドラー氏は、現在MLBで導入されているデータ解析システム「スタッドキャスト」の担当者。
スタッドキャストのデータ解析によると、大谷選手のバレルゾーンへ飛ばす確率がMLBの中でトップクラスと話しています。
大谷選手が、現時点(4月28日)でバレルゾーンへ飛ばす確率は、現時点で25.0%とMLBの中でもトップ。
これは、大谷選手が、理想的な打球速度と角度で打ってるということの証明です。
D・アドラー氏によると、大谷選手がこのままの調子でいけば、年間で30本以上のホームランを打つだろうと予想。
また、ピッチングでは100奪三振、盗塁は10~20と予想していて、この記録が実現すれば、「MLBの年間MVPの候補に名前が挙がるだろう」と話しています。
データ解析システム「スタッドキャスト」とは?
スタッドキャストとは、膨大なデータを解析するツールで、現在MLBで導入されているシステム。
軍事技術の追尾レーダーの技術を応用したシステムで、MLBでは2015年から本格的に導入されています。
スタッドキャストの導入により、長打を打つためにはアッパースイングが最適と証明され、MLBではアッパースイングのバッターが増加。
2017年のシーズンにはMLBでは史上初となるトータルで6,000本のホームランが量産されていて、フライボール革命と呼ばれています。
フライボール革命のデメリット
アッパースイングのバッターが増加したことで、MLBのホームラン記録を更新し、長打を打つにはアッパースイングが最適だということは証明されました。
しかし、アッパースイングは、スイングの軌道で、バットとボールが当たるタイミングが短く、三振が多くなります。
また、パワーが足りず、スイングのスピードが遅いとフライになりやすい、というデメリットもあります。
しかし、大谷選手は、打った打球が185km/hと、チームでもナンバー1のパワーを持ってるので問題ありません。
スタッドキャストのバレルゾーンとは?
バレルゾーンとは、スタッドキャストが膨大なデータを解析し導き出された指標で、バットをスイングするときに長打の出やすい打球速度と角度の組み合わせです。
バレルゾーンのパーセントが高いということは、大谷選手がより良い角度で、より速いスイングで打ってるということで、今シーズンの絶好調の理由もデータから証明できます。
【大谷翔平】2021年 海外の評価のまとめ
大谷翔平選手の海外の評価は、現時点では最高評価と言っても良いと思います。
日本だけでなく、海外メディアも大谷選手の二刀流の活躍には期待しているようです。
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