「鮫島事件」が映画されることが決定。主演は武田玲奈さんで、11月27日から公開。「鮫島事件」は架空の話ではなく、本当に起こった出来事をモデルに映画化されます。
「鮫島事件って何?」という方も多いと思いますし、私自身も初めて聞きました。ということで、「鮫島事件」というものがどんな事件なのか調べてみました。
鮫島事件とは?わかりやすく解説
「鮫島事件」というのは本当にあった話。匿名掲示板2チャンネルで2001年ぐらいから噂になっていたそうです。
今ではまとめサイトなどがたくさんあり、普通の人でも2ちゃんねるの雰囲気が分かりますが、当時の2ちゃんねるのイメージは、アングラ的なイメージが強かったので誰でも行けるものではありませんでした。
「鮫島事件」は、2ちゃんねるのイメージが、アングラ的なイメージが強い時代に起こった出来事で、アングラ的な背景があったからこそ、この「鮫島事件」の話が大きくなったようです。
鮫島事件は都市伝説
結論から言ってしまえば、「鮫島事件」は都市伝説であり、架空の事件だということが定説。しかし、「鮫島事件」が架空の事件だという証明も出来ないため、今でも都市伝説として語り継がれています。
そもそもの発端は何なのか?というと、いわゆる「釣り」で、「伝説の「鮫島スレ」について語ろう」というスレッドが立てられたのが事の始まり。
インターネットにおいて「釣り」と言えば、魚釣りのように電子掲示板や動画サイトなどを使って人をエサ(甘い罠)で誘い出しその騙された人の反応を楽しむ少し悪質な行為のこと。
2ちゃんねるなどの掲示板では、一人が釣り目的で「こういう事件知ってる?」というコメントを書き込むと、その釣りに対して悪乗りで、「それってあれが関係してるやつだろ?」などと、2ちゃんねるの住人たちがどんどん乗っかってきて、どんどん話も大きくなっていきます。
事の発端を知ってるなら、それが「釣り」だということは分かってるのですが、そのやり取りを初めて見た人にとっては、「えっ?何それ?」「それヤバくない?」みたいになり、話は更に大きくなっていきます。
事実が元となってる話なら、噂に結論は出ますが、「鮫島事件」は架空の事件が発端となってることで歯止めが無く、話がどんどん膨らみ、2ちゃんねるでも多くのスレッドが立ち上げれて盛り上がったそうです。
最終的に「鮫島事件」では、「人が死んだ」や「公安が絡んでる」などの噂が立ち、「鮫島=タブー」という暗黙のルールが出来上がりました。
その後も、「鮫島事件」について調べようとすると、「鮫島事件について調べるな」とか、「それ以上踏み込むとヤバい」などと言われるため、事の発端を知らない人からすれば、「どんだけヤバい事件なんだ」となるのが鮫島事件の全貌。
臭わせる書き込みで話が膨らんだ
ヤフーニュースで『真・鮫島事件』についての記事がありますが、ニュース記事のコメント欄を読んで見ると、
「うーん、正直辞めた方がいいと思う。当時でも、公安が動いて水面下でかなりヤバイことになってたし。そもそも、この事件が明るみになったら外交的にも大きな損失。興味本位で掘り起こしちゃいけないとおもんだよね。」
「鮫島事件は都市伝説なんかじゃないし、2chが閉鎖された真相でもある。
安易にフィルムに収めるのはやめとくんだな。」「鮫島事件=変な都市伝説の映画ってイメージを定着させたいみたいだな。
でもその方がいいよ、あの事件の真相を知るのはきついからな。
監督は2度も映画化してるからおそらく真相を隠したい事件関係者と考えるのが妥当かな。」「時代は繰り返す…
古くは「牛の首」というとても恐ろしい話があるが、結末を聞いてしまうと発狂するとかで誰も知らない。」
当時も、こんな感じで何かを臭わせるような書き込みをする人がたくさんいて、それが「鮫島事件」の話を大きくした理由。
鮫島事件は過去に映画化された
鮫島事件は2011年に『2ちゃんねるの呪い 劇場版』として一度映画化されています。その後『2ちゃんねるの呪い』はDVDシリーズとして発売。監督は永江二朗監督で、11月公開の武田玲奈さん主演『真・鮫島事件』の監督も永江二朗監督。
最近はまとめサイトがたくさんあるので、2ちゃんねるがどんな感じなのか?という雰囲気が分かりますが、当時はアンダーグラウンド的なイメージが強かったで「鮫島事件」のような話は際立ったのかもしれません。
『真・鮫島事件』は当時の話ではなく、現代のSNSツールなどを使った「現代の鮫島事件」を描いています。当時、鮫島事件をリアルで体験した方、また、ホラー映画好きな方には楽しみな作品になりそうですね。
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