伊藤美誠の現在　大魔王の由来は？パリオリンピック代表で出れない？

伊藤美誠選手は日本卓球女子のエースで、2020東京の混合ダブルスで金メダルを獲得。

伊藤美誠選手は中国でも人気。

強さも評価されていて中国では「大魔王」と呼ばれています。

「大魔王」と呼ばれている由来とは？

伊藤美誠選手の現在のまとめです。

伊藤美誠の現在　大魔王と呼ばれる由来は？

現在の日本女子卓球のエースと言えるのが伊藤美誠選手。

2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックには15歳で出場。

福原愛選手、石川佳純選手とともに女子団体に出場し銅メダルを獲得。

卓球界の歴史的な記録を更新

15歳でのオリンピックメダル獲得は、競泳女子の岩崎恭子さんに次ぐ年少記録で、日本だけでなく世界的にも歴史的な記録。

卓球女子では、中国の郭躍選手が最年少記録を持っていましたが、伊藤美誠選手がリオ五輪で更新し、卓球競技史上最年少記録を更新しています。

中国の選手の記録を破り、歴史的な記録を塗り替えた伊藤美誠選手は、中国で大魔王と呼ばれています。

伊藤美誠　中国で大魔王と呼ばれる

日本ではあまり聞きなれませんが、伊藤美誠選手は中国で大魔王と呼ばれているらしい。

大魔王と呼ばれるようになったのは、伊藤美誠選手の活躍を見た中国のメディア「環球時報」が伊藤美誠選手のことを「大魔王」と記したことが由来。

リオ五輪後、中国選手を何人も撃破

リオ五輪後、勢いに乗る伊藤美誠選手は、国際大会で中国選手を何人も撃破。

2018年には国際卓球連盟が1年間で最も活躍した選手に贈る「スターアワード」にノミネートされ、世界選手権MVPとして特別表彰されています。

伊藤美誠選手は、自分のことを「大魔王」と呼ぶことに対して、「嬉しい」と中国の記者に対して答えています。

これカッコイイなって思いましたよ！　すごく嬉しかったのを覚えています。いつも大魔王と呼ばれるような存在でありたいですね」と陽気に話し、「でも負けていては大魔王じゃありません。もっと強くなって試合に勝たなければいけないなって思います」と続けた。

引用　THE DIGEST

中国卓球が金メダルを独占

伊藤美誠選手の活躍を見て危機感を覚えたのが中国の卓球界。

これまで卓球で圧倒的強さを誇っていた中国。

1988年のソウルオリンピックで正式種目となってからは、個人、団体種目の金メダル32個のうち、28個を中国の選手が獲得。

中国が逃した金メダルは4つだけ

1988年からオリンピックは8回開催されていますが、逃した金メダルは4つだけ。

女子のシングルスに至っては、1988年に正式種目になってからは中国選手が8連覇。

団体は2008年の北京で正式種目になって以来3連覇。

1988年ソウル大会で正式種目となってから、中国は個人・団体種目合わせて男女計32個の金メダルのうち28個を獲得。特に女子はシングルス、団体戦ですべて優勝と揺るぎない強さを誇ってきたが、東京五輪で、その強さに終止符が打たれる可能性が出てきた。

引用　nipon.com

引用元の記事は、2021年の記事で2020東京の記録は計算されていません。

東京オリンピックで中国のメダルはどうなった？

東京オリンピック前は、全ての競技で金メダルが32個ということでしたが、2020東京が開催されてから37個になっています。

1988年に卓球がオリンピック種目になってから中国が金メダルを逃したのは4つだけ。

1988年　男子シングルス　劉南奎（韓国）

2004年　男子シングルス　柳承敏（韓国）

1992年　男子シングルス　ヤン＝オベ・ワルドナー（スウェーデン）

1988年　女子ダブルス　玄静和、梁英子（韓国）

2020東京後の結果は？

男子シングルス　中国（金）
男子ダブルス　中国（金）
男子団体　中国（金）
女子シングルス　中国（金）
女子ダブルス　中国（金）
女子団体　中国（金）
混合ダブルス　中国（銀）

2020東京から新たに新競技として加わったのが男女混合のダブルス。

中国は男女混合のみ金メダルを逃し銀。

金メダルを獲得したのが、伊藤美誠選手と水谷隼選手の日本人ペア。

＞オリンピック卓球競技　メダリスト一覧　ウィキペディア

伊藤美誠の現在　パリオリンピック代表で出れない？

2020東京では、1988年のソウルオリンピックで卓球競技が正式種目になって以来、日本が初めて金メダルを獲得。

2024パリも伊藤美誠選手の活躍が期待されるところですが、伊藤美誠選手がシングルスで出場できない可能性が出てきています。

早田ひながパリ五輪代表へ独走

これまでオリンピックに出場する選手は、世界ランクで決めていましたが、パリオリンピックから選考基準が変更されポイント制になっています。

現在、ポイントで独走しているのが伊藤美誠選手ではなく、早田ひな選手。

早田ひな選手は、ほぼ独走状態なので代表に選ばれる可能性は非常に高い。

関連記事：早田ひながパリ五輪へ独走＞早田ひなの現在　パリ代表へ独走！伊藤美誠は出場できない？選考ポイントの仕組み

パリ選考ポイント上位2名がパリ五輪代表

パリオリンピックには上位2名しかシングルスには出場できないため、残り一枠を伊藤美誠選手は勝ち取る必要があります。

現在、伊藤美誠選手のポイントは7位。

ポイントで決まるのは、シングルスに出場する選手のみ。

団体戦、ダブルスは活躍が見込める選手を選出

卓球競技は、団体、ダブルスとあり3名出場できます。

残り1枠は、団体戦やダブルスで活躍が見込める選手が選ばれるため、日本人選手の中で最も世界ランキングが高い伊藤美誠選手が選ばれる可能性は高いです。

7　伊藤美誠（スターツ）　2465
8　早田ひな（日本生命）　2255
15　木原美悠（木下グループ）　1445
19　平野美宇（木下グループ）　1295
25　張本美和（木下アカデミー）　960
30　長﨑美柚（木下グループ）　910
41　小塩遥菜（JOCエリートアカデミー/星槎）　555
69　笹尾明日香（日本生命）　306
74　加藤美優（吉祥寺卓球倶楽部）　290
91　森さくら（日本生命）　218

引用　Rallys

世界ランキングも入れ替わりが激しいので、引き続き注目していきたいです。