WBCで大活躍を見せた吉田正尚(よしだ まさたか)選手。
昨年まではオリックスに在籍していましたが、今年からはメジャーリーグのレッドソックスに移籍。
移籍当初は、契約金があまりにも高く、現地のファンにも「高すぎる」「半分の価値だと思う」などと言われていました。
しかし、WBCでの吉田選手の活躍を見たファンは手のひら返し。
初戦から4番バッターに抜擢され、4打数2安打1打点と好調!
今後は、吉田正尚選手のOPSに注目です。
吉田正尚選手の現在の年齢
吉田正尚(よしだまさたか)選手は福井県出身。
1993年7月15日生まれの現在29歳。
高校は、敦賀気比高等学校。
大学は、青山学院大学。
2015年のドラフトで、オリックスが1位指名。
オリックス・バファローズ (2016年~2022年)
2023年からはメジャーリーグのレッドソックスに移籍。
ボストン・レッドソックス (2023年~ )
吉田正尚の年俸が高すぎ(海外ファン)
吉田正尚選手とレッドソックスとの契約金が5年契約で約126億円。
年俸は約25億円ということになります。
この契約に対して、レッドソックスのファンは、「高すぎる」「贅沢すぎる」「彼らが支払った半分以下の価値だと思う」「言葉が出ない」
しかし、WBCでの吉田正尚選手の大活躍を見て、「吉田は今年の新人王をとるだろう」と手のひら返しで評価しています。
同メディアは、今季のレッドソックスで起こる可能性がある3つの出来事を予想した。その中の一つとして、吉田が新人王を受賞すると予測し「彼は今季レッドソックスに加わった最大の補強選手だ。5年総額9000万ドルの契約を結んだレッドソックスに対して疑問の声も多かったが、ほぼ全てのシステムが、彼を非常に強力なバッターであると評価した。WBCでの活躍を見れば、その理由は明らかだ。容易に理解できるだろう」と伝えている。
引用 ベースボールチャンネル
吉田正尚 WBCの個人成績
日本が優勝した第5回WBCですが、大会MVPは大谷翔平選手。
決勝の試合展開があまりにもドラマチックだったために、テレビでは大谷選手ばかり注目されていますが、試合を見てて最も安心して見れたのは間違いなく吉田正尚選手。
吉田正尚選手のWBCでの成績は、
打数 22
安打 9
打率 .409
本塁打 2
打点 13
三振 1
長打率 .727
出塁率 .531
OPS 1.259
打点でWBCの歴代最多記録 三振しない男
吉田正尚選手が記録した打点13は、WBCの歴代最多記録を塗り替え、今大会のベストナインに選ばれています。
また、注目を集めたのが、決勝までの三振数がゼロ。
「三振しない男」として注目されていましたが、決勝の1打席目で今大会初の三振を記録。
吉田正尚選手が三振した後は、「大会初三振」がツイッターでトレンド入りしています。
海外ファンも何も言えないレベルの好成績
WBCは世界大会なので、吉田正尚選手の活躍は海外に知れ渡っています。
「高すぎる」「贅沢すぎる」「彼らが支払った半分以下の価値だと思う」「言葉が出ない」などと言っていた海外のファンも、流石にこれだけの成績を残されると何も言えないと思います。
吉田正尚 デビュー戦から日本人初4番に抜擢
2023年3月30日に行われた、レッドソックス対オリオールズの試合が吉田正尚選手のメジャー公式のデビュー戦。
デビュー戦から日本人として初めての4番バッターでのデビュー。
試合結果は、10対9でレッドソックスが負けましたが、吉田正尚選手は4打数2安打1打点と好成績を残しています。
4番バッターが最強なのは日本だけ?
どの野球漫画を見ても、「4番バッター=最強打者」だったので、4番が最強バッターと思ってましたが、その認識は日本独特らしい。
日本のイメージだと、
1番 足が速い選手
2番 バントが上手い選手
3番 強打者
4番 最強打者
5番 強打者
だいたいこんな感じですが、メジャーリーグでは「2番バッターが最強」と言われているそうです。
日本の野球の場合、戦術として2番バッターは送りバントを使うことが多いので2番にバントが上手い選手が選ばれます。
しかし、メジャーではバントをするイメージもありませんし、1番が出たら、2番バッターで長打、ホームランという豪快なスタイルのようです。
吉田正尚の身長は?
#吉田正尚 開幕4番スタメンで堂々の4打数2安打のデビュー 🎉
センターに抜けるタイムリーヒットがメジャー初安打となりました 💪 #日本人選手情報#2023開幕 pic.twitter.com/J122oL0Rj8— MLB Japan (@MLBJapan) March 31, 2023
メジャーの試合で吉田正尚選手を見ると小柄です。
調べてみると、身長は173センチと野球選手としてはかなり小柄な選手。
現在現役の日本人メジャーリーガーが、
大谷翔平選手 193センチ
鈴木誠也選手 181センチ
筒香嘉智選手 185センチ
菊池雄星選手 184センチ
前田健太選手 185センチ
ダルビッシュ有選手 196センチ
吉田正尚とイチローを比較
吉田正尚選手自身は「ホームランバッターに憧れていた」と話していますが、どちらかというと、イチローさんのような安打を量産していくタイプの選手でメジャーでも活躍しそう。
イチローの成績
イチローさんが、オリックス時代に最も成績の良かったのがメジャー移籍前の2000年。
打数 395
安打 153
本塁打 12
三振 36
打率 .387
出塁率 .460
OPS .999
メジャー時代で最も成績が良かったのが、メジャー移籍4年後の2004年マリナーズ時代。
このシーズンに安打数でメジャー歴代安打記録を更新しています。
打数 704
安打 262
本塁打 13
三振 63
打率 .372
出塁率 .414
OPS .869
吉田正尚選手のオリックス時代の成績
吉田正尚選手は2016年から2022年までオリックスに在籍。
打率
安打数(打数)打率
2016年 67(231).290
2017年 71(228).311
2018年 165(514).321
2019年 168(521).322
2020年 143(408).350
2021年 132(389).339
2022年 138(412).335
本塁打
2016年 10
2017年 12
2018年 26
2019年 29
2020年 14
2021年 21
2022年 21
三振
2016年 34
2017年 32
2018年 74
2019年 64
2020年 29
2021年 26
2022年 41
出塁率
2016年 .360
2017年 .410
2018年 .403
2019年 .413
2020年 .453
2021年 .429
2022年 .447
OPS
2016年 .854
2017年 .928
2018年 .956
2019年 .956
2020年 .966
2021年 .992
2022年 1.008
吉田正尚の今後はOPSに注目
吉田正尚選手とイチローさんを比較して、吉田正尚選手のほうが勝ってる部分がOPS。
OPSとは、打撃指標数(On Plus Slugging)で、出塁率+長打率で出される数値。
「チームの得点に貢献している」ということを表す数値で、戦闘能力のようなもの。
OPSは、野手の攻撃面での評価を図る基準として見られ、OPSの数値が高ければ高いほどチームの得点に貢献しているということになります。
基準としては、
.800で良い選手
1.000以上で超強打者
といった基準で見られているそうです。
吉田正尚選手は、2年目から.900以上をマークし、昨年は過去最高の1.008をマーク。
OPSが高いほど選手として評価されるということなので、今後は吉田正尚選手のOPSに注目していきたいです。
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