「喉押さえマン」という高校生がSNSやテレビで人気です。
18歳の高校生でありながら、200以上のものまねが出来るつわもの。
特徴的なのが、喉を押さえて声色を変えてものまねをするスタイルで、小学生や中学生がすぐに真似しそう。
喉押さえマンはどうやって声色を変えているのか?また、喉を押さえることで負担はかからないのか?を調べました。
喉押さえマンの喉への負担
喉押さえマンの喉を押さえて声色を変えるテクニック。
喉を押さえることで負担はかからないのか?と医者に聞けば、「喉に負担がかかって危険なので真似しない方が良い」と言われるのは間違いありません。
やりすぎて声が出なくなった
喉押さえマンは喉を押さえても全く痛くないそうです。
しかし、ものまねを始めた頃は、「喉に負担がかかっていた」ということを話しています。
どれくらい喉に負担がかかっていたか?というと、血が出たり、数日間声が出なくなったり、という経験があるそうです。
今では、その経験を乗り越えて、喉を押さえても全く痛みもなく、病院で診てもらっても「異常なし」ということですが、誰もが元に戻るとは限りません。
子供が真似をしていたら、止めさせた方が良いと思います。
喉押さえマンのものまねのやり方
最初見たときは、喉を押さえて、出す空気の量を変えて声色を変えていると思ってましたが、押さえているのは喉仏です。
喉を直接押すのではなく、喉仏を上下に動かして、高い声を出したり、低い声を出したりしているそうです。
喉仏を上下に動かす
喉仏を上に上げると、声が高くなります。
逆に、喉仏を下に下げると、声が低くなります。
試しにやってみると、確かに声は高くなったり低くなったりしますが、喉仏の可動域が狭いので、そこまで大きな変化はありません。
喉押さえマンは、長年の訓練により、喉仏の可動域が広がった結果、高い声から低い声の広範囲の声が出せるようになったそうです。
喉仏で音域を変える
通常は、喉仏を動かしても少しの変化しかありませんが、喉押さえマンは長年の訓練により可動域が大きくなっています。
その結果、喉仏を動かすことで、ドレミファソラシドの音域を自在に出すことが出来、様々なアニメキャラクターを一人で演じることが出来ます。
ドレミファソラシドの音域を自在に操ることが出来るのであれば、どんな声でも真似できそうですが、実際は得意な声、不得意な声があります。
喉押さえマンが不得意な声質が、男性の中間の声質。
高い声と低い声は出しやすいですが、中間の声は地声に近くなるので、ものまねするのが難しいそうです。
喉押さえマンの今後
喉押さえマンのレパートリーは200以上。
ものまねタレントは営業でめちゃくちゃ儲かるらしいので、このまま、ものまねタレントとして活動していくのか?と思いましたが、ものまねはメインではやらないようです。
目指しているのは、昔から夢だったという声優1本。
現在は、定時制高校に通う18歳の高校生ですが、高校卒業後は大学に進学するのではなく、事務所に入って声優として活動していく予定だそうです。
既に、15社以上から声がかかっているらしく、高校卒業後の進路は安泰。
声優にとって、声を失うということは「職を失う」ということなので、今後は喉を押さえてのものまねも控えめになるかもしれません。