松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」が2023年1月8日から放送開始。
「どうする家康」の放送開始後、話題になったのがCG。
「どうする家康」では、CGを多用しているということなのですが、CGのなかでも特に話題になっていたのが「馬」のCGシーン。
「しょぼい」「まるでゲーム」「安っぽい」と評判です。
そもそも、なぜ馬をCGにしたのか?
また、なぜ日本のドラマや映画のCGは総じて安っぽいのか?
「どうする家康」の馬のCGがしょぼい
「どうする家康」では、多くのCGが使われているそうです。
CGは、別の映像を合成するものもあれば、逆に、存在を消すのもCG。
消されているものは気づきにくいですが、馬のように目立つものだと、安っぽさは余計に目立ちます。
「しょぼい」「ゲームの映像みたい」などと言われているのが、馬に乗って進軍するシーン。
\初回15分拡大版/
2023年1月8日(日)放送開始!🔴総合 午後8時
🟣BS4K/BSプレミアム 午後6時-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
ひとりの弱き少年が
乱世を終わらせた奇跡と希望の物語
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-#徳川家康 #松本潤 #日曜8時 #見ないでどうする! pic.twitter.com/QLeWAbSCwh— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) December 27, 2022
馬で進軍するシーンは、「どうする家康」の予告でも流れ、CGがしょぼいのは、放送前の前評判から言われていました。
「どうする家康」の馬はなぜCG?
今までの大河ドラマも馬のシーンはたくさん出てきました。
なぜ、「どうする家康」の馬から急にCGの馬になったのか?
理由として噂されているのが、
・松本潤さんが馬に乗れない
・動物愛護
「どうする家康」の馬がCGの理由
松本潤さんが馬に乗れないから馬をCGにしてるという噂もありましたが、完全にデマ。
最近の世の中の流れを考えると、馬をCGにしたのは、動物愛護関連が妥当だと思います。
最近は、世の中の動物愛護の意識が強くなり、何かあればすぐに叩かれる時代。
昔の映画を見ると、時代劇の馬が転んだりしてましたが、今やると完全にアウト。
今後の映画で、馬が転ぶシーンがあっても、ほぼCGで加工されたもになっていくはずです。
この流れは、馬が転ぶシーンだけでなく、今後は、馬に乗ってるシーンですらNGになって行く可能性は十分考えられます。
CGのクオリティも上がる
今後は、昔のように動物を使った撮影はやりづらくなっていくのは予想出来ます。
しかし、時代とともにCGのクオリティも上がって行くので、映像自体は迫力があるものになって行くかもしれません。
ただ、「どうする家康」のCGがしょぼいと言われているのは、「2023年にこのCGは出来が悪すぎる」という話なのです。
関連記事:どうする家康の画面が暗すぎる>どうする家康の画面が暗い理由は?夜のシーンが暗すぎて見えない
「どうする家康」の馬は最新技術を使ったCG
「どうする家康」の馬のCGが「しょぼい」「安っぽい」と評価は高くありません。
2023年とは思えないほどのチープさなのですが、「どうする家康」の馬のCGは最新のVFX技術を使って作られているらしい。
最新のVFXを駆使して作っている #大河ドラマ。『どうする家康』でも新たな取り組みを進めています。
その一つがこちら。賢そうなこの馬、実はなんとCG! 本物さながらに走るCG馬を開発中なのです。撮影で動物たちに無理をさせないよう、こんな挑戦もしています。#どうする家康 今ナニ中? #VFX pic.twitter.com/Rw7kEY4Lyu
— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) March 9, 2022
CGとVFXの違いとは?
「どうする家康の馬のCGがしょぼい」ということですが、厳密には、「どうする家康の馬のVFXがしょぼい」というのが正しいようです。
VFXとは?
VFXとは、ワイヤーアクションのワイヤーを消したり、馬に乗ってるような映像に加工したりする技術。
ワイヤーのような、現実に存在するものを消したり、逆に、存在しない「馬」をいるように見せたりすることが出来る映像技術です。
CGとは?
CGは、コンピューターグラフィックスの略。
CGは、ゲームキャラクターのように、1からコンピューターで作られたもので、3DCGなどとも言われます。
VFXとCGで何が違う?
「どうする家康」の馬は、馬の映像を加工したものなのでVFX。
もし、馬ではなく、ドラゴンであったならCGと言えます。
以前は、実写と3Dアニメのように明確に区別していましたが、現在の技術では、実写と3Dアニメが共存するものも多くなっています。
そのため今後は、CGとVFXは明確に分けるものではなくなると言われています。
「どうする家康」のCGはなぜしょぼい?
「どうする家康」に限ったことではなく、邦画や日本のドラマのCGは海外のCGと比べると圧倒的にしょぼく感じます。
「日本人は手先が器用」と言われていますし、どちらかというとCGの技術は高そうですが、なぜか日本のCGはしょぼいものが多いです。
なぜ、日本のドラマや映画のCGは海外と比べるとしょぼいのか?
日本の映画、ドラマのCGがしょぼい理由
日本のCGがしょぼい一番の理由が、制作費と言われています。
海外の映画のCGのクオリティが高いのは、高い制作費で作られているから。
高い制作費というと、高い機材を使ってるから「CGのクオリティに違いが出る」と考えてしまいますが、違うのは、機材ではなく時間です。
海外のCGのクオリティが高いのは、長い時間をかけて丁寧に作られているから。
時間をかける程、制作費は高くなるわけですから、制作費が高くなると、CGもクオリティが高くなっていきます。
逆に、日本のCGは時間をかけずに作られています。
時間をかけない理由は、製作費が少なく時間が限られているから。
関連記事:「どうする家康」の初回視聴率は歴代ワースト2位>どうする家康の視聴率が低い理由 初回放送が歴代ワースト2位の原因
どうする家康の馬のCGがしょぼい【まとめ】
「どうする家康」ではCGを多用していますが、特に目立ったのが「馬」で、「しょぼい」「安っぽい」「ゲームみたい」と言われています。
馬をCGにした考えられる理由は、世の中の流れとして、動物愛護の意識が高くなっているから。
この流れは今後も厳しくなっていくことが予想出来ますし、今後は、動物を使ったドラマの撮影も難しくなっていくと予想出来ます。
それを考えると、どこかでCGに切り替えは必要になってきますし、「どうする家康」はちょうど切り替えのタイミングなのかもしれません。
「どうする家康」のCGは、最新のVFXで制作されていますが、海外のように時間をかけてCGを作ることが出来ないので、2023年とは思えないほどのクオリティが話題になっています。