ひぐらしのなく頃に『業』が意味不明【ネタバレ】世界観を解説

ひぐらしのなく頃に『業』が意味不明【ネタバレ】世界観を解説

「旧ひぐらしのなく頃に」は結構古いアニメなので、「業」で初めて「ひぐらしのなく頃に」を見た方も多いと思います。

事前情報なしで見ると、かなり難解なアニメなので、世界観などを分かりやすく解説します。

※世界観の解説なのでネタバレも含みます。

ひぐらしのなく頃に『業』の世界観

ひぐらしのなく頃には、人気アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のように、死んだらループするという話です。

『Re:ゼロから始める異世界生活』の場合は、主人公のスバルが死んだら前回のセーブポイントからもう一度同じ世界を繰り返すというものですが、ひぐらしのなく頃には同じ期間を繰り返します。

ループしているのが昭和58年の6月で、タイトルにもなってる初夏のひぐらしのなく時期を永遠とループしています。

ひぐらしのなく頃に ループのルール

昭和58年の6月が永遠とループしていますが、ループするときのパターンは複数あり、〇〇編という形でそれぞれ別の話として描かれています。

『ひぐらしのなく頃に』のループする世界では、登場人物の誰かが暴力的になり、必ず悲劇的な結末で終わります。

誰が暴力的になるか?は、ループする世界によって変わるのですが、どの世界にループしても共通して必ず起こる事件があります。

ひぐらしのなく頃に 必ず起こる事件

どのパターンでループしたとしても必ず起こることがあります。

① 富竹ジロウと鷹野三四の死

綿流し祭りの日に、カメラマンの富竹ジロウが、首を掻きむしった状態で死亡しているのが見つかる。

入江診療所の鷹野三四が、死後24時間以上経過した状態で死亡しているのが見つかる。

② 古手梨花の死

綿流し祭りのあと数日後に必ず古手梨花が死亡する。

③ 雛見沢大災害

古手梨花が死亡した後に、雛見沢大災害と呼ばれる大災害が起こって、雛見沢の住民が全滅する。

※ひぐらしのなく頃に業では雛見沢大災害は起こりません。

雛見沢大災害

ひぐらしのなく頃に『業』では、雛見沢大災害のことは描かれていませんが、古手梨花が死亡することで雛見沢大災害が起こり住民が全滅します。

雛見沢大災害は、一般的に、「鬼々淵から猛毒の火山性ガスが噴出した」と発表される。

猛毒ガスは、一夜にして雛見沢を飲み込み、雛見沢の住人全員が死亡します。

関連記事>雛見沢大災害が起こらない理由 ひぐらしのなく頃に業・卒

ひぐらしのなく頃に 古手梨花

ひぐらしのなく頃にで最も重要な登場人物が、巫女の古手梨花です。

ひぐらしのなく頃に卒 公式ツイッター

古手梨花は時折大人びた話し方に変わりますが、あれが本来の古手梨花。

梨花は、世界がループしていることを知っていて、100年近く昭和58年6月をループしています。

梨花と記憶のかけらの世界で話しているのが『羽入』という女の子。

羽生は古手梨花しか見ることのできない霊体で、その正体は物語で神様として祀られている『オヤシロさま』

物語では「オヤシロさまの祟り」が度々出てきますが、そもそも「オヤシロさまの祟り」というものは存在せず、怪奇現象は全て他のことが原因で起こっています。

「旧ひぐらし」の羽入は、梨花と一緒に世界を繰り返し、一緒に惨劇を見てきました。

しかし「業」では、記憶のかけらの世界で梨花と話すことしか出来ないほど力を失っています。

前作ひぐらしのなく頃にと『業』の違い

旧ひぐらし

・ひぐらしのなく頃に
・ひぐらしのなく頃に解

新ひぐらし

・ひぐらしのなく頃に業
・ひぐらしのなく頃に卒

旧ひぐらしと新ひぐらしは、どちらも昭和58年6月をループするのですが、若干違います。

ひぐらしのなく頃に

旧ひぐらしのなくころには、雛見沢大災害の前で必ず梨花が死亡して、綿流し祭り以前に戻されます。

ひぐらしのなく頃に解

ひぐらしのなく頃に解は、梨花の死亡を回避し、雛見沢大災害を起こさせないルートです。

ひぐらしのなく頃に業・卒

新作のひぐらしのなく頃に業は、「解」でハッピーエンドで終わった後、もう一度昭和58年6月に戻されて再び梨花がループする話。

なので、色々とパターンが変わっています。

旧「鬼隠し編」と新「鬼騙し編」の違い

ひぐらしのなく頃に卒 公式ツイッター

旧作では、竜宮レナと戦う最終話目前の「罪滅ぼし編」で、物語中初めてフラッシュバックしますが、ひぐらしのなく頃に『業』では序盤からいきなりフラッシュバックで竜宮レナをバットで殴るシーンを思い出します。

その結果、竜宮レナに対しての疑心暗鬼は消え、レナと魅音の死亡を回避しますが、逆にレナの方が発狂し圭一はレナに刺されてしまいます。

その後、圭一は病院のベットの上で生きているという終わり方で、結局、最後はどうなったのか?というのはよくわかりません。

レナにあれだけ刺されたのに普通に生きてるのが意味不明ですが、これがこのアニメの特徴。

ひぐらしのなく頃にの物語の重要なキーワードとなってるのが、「疑心暗鬼」「被害妄想」なので、描かれているうちのどこまでが被害妄想で、どこが事実なのか?というのはよくわかりません。

北条沙都子の救出

ひぐらしのなく頃に卒 公式ツイッター

ループパターンの一つとして、北条沙都子の叔父が返ってくるというパターンがあります。このパターンになると北条沙都子が叔父から虐待されます。

前作では、主人公の前原圭一が叔父を金属バットでボコり、北条沙都子を救出するのですが、疑心暗鬼になった北条沙都子から前原圭一は川へ突き落されるというバットエンドへ進みます。

しかし、ひぐらしのなく頃に『業』では、前原圭一が沙都子の叔父をボコってるところをフラッシュバックで見て、前作のバットエンドを回避。

バッドエンドを回避した前原圭一と仲間は、雛見沢の村長や、雛見沢を牛耳っている園崎家を説得し、児童相談所と戦って正攻法で北条沙都子を救出します。

「業」だけ見ても意味不明

「初めてひぐらしを見た」という方のほとんどが「意味が分からない」となったと思います。特に後半。

意味が分からなかった方は、現在放送中の「卒」で別視点から見ると意味が分かってくると思います。

・業「鬼騙し編」→圭一視点
・卒「鬼明し編」→レナ視点

・業「綿騙し編」→圭一視点
・卒「綿明し編」→魅音視点

また、時系列も理解すると分かりやすくなります。

>【時系列】ひぐらしのなく頃に業・卒が「解」の続編である理由

>ひぐらしのなく頃に卒 沙都子のループの仕組みと能力

>【雛見沢大災害】ひぐらしのなく頃 謎の真相を解説