日本テレビの石澤顕社長が、「非常に遺憾」と発言したことがニュースになっています。
ヤフーのトップに並んでいたニュースなのですが、遺憾の理由がよくわからない。
「ネットフリックス」に対しての「非常に遺憾」と発言したということなのですが、「なぜ遺憾なのか?」ということが記事を読んでも謎。
理由が分からなかったので、今回のニュースの原因となってる出来事をまとめました。
日テレ石澤社長「なぜ遺憾?」説明不十分の理由とは?
日本テレビの石澤顕社長が、11月28日に行われた社長定例会見で「ネットフリックス」に対して「事前に説明不十分で非常に遺憾」と発言したというニュースです。
石澤社長が何に対して怒っているのか?というと、ネットフリックスで11月から始まった広告付きの低価格プラン。
ネットフリックスの新サービス、広告付きの低価格プランに対して、石澤顕社長は「非常に遺憾」と怒っているのです。
なぜ石澤社長は低価格プランに遺憾と怒ってるのか?
— okichan (@okichan05278974) November 28, 2022
ネットフリックスの広告付き低価格プランは、日本では11月4日から開始されています。
なぜ石澤顕社長は「非常に遺憾」と怒ってるのか?
石澤社長が、ネットフリックスの低価格プランのことを、低価格プランのサービス開始の報道で知ったそうです。
事前に報告してくれなかったから怒ってるというわけではなく、広告付きのサービスを開始したこと自体に怒っています。
なぜ、ネットフリックスで広告付きのサービスを行うことが問題なのか?
番組スポンサーとの競合が考えらえる
ネットフリックスでは、日本の民放で制作されたドラマやアニメも配信されています。
民放制作の番組には、スポンサー企業が関わっています。
日本テレビの番組がネットフリックスで配信された場合、番組制作に関わったスポンサーと競合する企業の広告が流れる可能性があるとのこと。
もし、それが本当なら、日本テレビ側とスポンサー企業との間で決められている契約を違反することになるそうです。
契約違反となれば、後々大きな問題へと発展しかねないので、日本テレビ側としては、ネットフリックスの広告付きプランは受け入れられないことなのです。
ネットフリックスでは低価格プランは既に開始
ネットフリックスの低価格プランは日本だと11月4日から既にサービス開始されています。
民放のドラマやアニメも配信されているのですが、実際、民放が制作した番組が配信される時はどのような形式で配信されているのでしょうか?
もし、番組制作にかかわったスポンサーと競合する広告が配信されていれば、それは契約違反となるので気になるところです。
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— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 26, 2022
低価格プラン 民放制作番組に広告はついてる?
実際のところどうなのか?というと、現時点では、民放で制作された番組には広告は付いていおらず、今までの有料プランと同じような形式で、普通に広告無しで見れているそうです。
民放の番組は広告無しの形式での配信が今後も続くのか?というのは今のところ不明ですが、広告無しということなので、値段が安くなってユーザーからしてみれば、ただお得になったという話です。
ネットフリックスは広告無しで値段下げて大丈夫?
「民放の番組には広告が付いていない」という話を聞くと、ネットフリックスが損してるのではないか?とも思ってしまいます。
しかし、その点は大丈夫と言われていていて、ネットフリックスを利用している人の多くが、地上波では見れないコンテンツを見るためにネットフリックスを利用しているそうです。
そのため、地上波のコンテンツで広告を流さなくても、地上波にないコンテンツだけで十分回収が可能と言われています。
低価格プランが更に値下げの可能性も
ネットフリックの低価格プランが、世間に浸透するようになると、今後、更に値下げの可能性も出てくると予想されています。
現在のネットフリックス低価格プランは、月額790円。
今までのネットフリックスでは、スタンダードプランの月額1490円を利用している方が多いと思います。
スタンダードプランから比べると半額になってるので、スタンダードプランを利用していた方にとっては安く感じます。
しかし、dアニメの440円で4800作品以上見放題というのに慣れてしまってるので、広告付きで月額790円というのは正直高い。
低価格プランが浸透した場合を懸念しての「非常に遺憾」
ネットフリックスの広告付き定額プランも、今後加入者が増え、浸透していけばdアニメ以下の月額料で利用できるとも噂されています。
もし、そうなればテレビ側としては黙って見過ごすということも出来ませんし、それを見据えての石澤社長の「非常に遺憾」発言なのかもしれません。