2023年3月8日から3月21日まで、WBCが開催されます。
WBCは、4年に一度開催される、野球の世界一を決める大会。
世界一を決める大会と言っても、予選を含めて、たった28チームしか参加していません。
たった28チームで世界大会?
つい最近、サッカーのワールドカップが開催されていたので、余計にWBCの規模の小ささが目立ちます。
なぜ、WBCの参加国は少ないのか?
また、他のチームが弱すぎて、開催する意味はある?
WBCの参加国はなぜ少ない?
なぜ、WBCの参加国が少ないのか?というと、単純に野球競技が世界規模で見るとマイナースポーツだからです。
日本だと考えられませんが、世界規模だと圧倒的に認知度が低く、野球競技自体を知らない国もたくさんあります。
野球の人気が高いのは一部の国だけ
世界規模で見ると、野球の人気が高いのは一部の国だけで、日本は、その一部の国に入ります。
日本だと、一番人気のスポーツは、なんだかんだで野球です。
サッカーの方が人気があるようにも見えますが、サッカーで人気があるのは日本代表チーム。
Jリーグの仕組み、Jリーグのチームなどは、プロ野球の認知度の比べると圧倒的に低いです。
WBC 一部の国だけが強すぎ
日本以外で野球の人気が高いのは、北米、中米、韓国、台湾など。
世界中にいくつかプロ野球リーグはありますが、日本のプロ野球やメジャーリーグと比べるとレベルが低いと言われています。
なので、WBCに限らず、野球の世界大会で上位に来るのは、日本、アメリカ、中米、韓国などの同じメンツ。
現時点では、国によって、野球競技自体のレベルの差が大きいのが現状です。
2023年 WBC 予選リーグ
WBCは、20国が4組に分かれリーグ戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントに進みます。
日本は、韓国と同じB組ですが、他の国とは実力差が大きいので、日本と韓国が決勝リーグに進むのは既定路線です。
WBC予選リーグ A組
台湾
オランダ
キューバ
イタリア
パナマ
WBC予選リーグ B組
日本
韓国
オーストラリア
中国
チェコ
WBC予選リーグ C組
アメリカ
メキシコ
コロンビア
カナダ
イギリス
WBC予選リーグ D組
プエルトリコ
ベネズエラ
ドミニカ共和国
イスラエル
ニカラグア
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WBC 他の国が弱すぎて開催する意味ある?
今回のWBCも、日本はほぼ確実に決勝トーナメントへ進むと予想出来ます。
「日本が強いから面白い!」という意見もあれば、「他の国が弱すぎてつまらない」という意見もあると思います。
また、日本、アメリカ、韓国、中米など、「限られた国しか勝てないのにやる意味があるのか?」という、WBCの開催自体に否定的な意見もあると思います。
WBCを開催する意味とは?
「限られた国しか勝てないのにやる意味があるのか?」というと、WBCを開催する意味はあります。
そもそも、WBCを開催する根本的な目的が、野球競技をグローバル化し、世界規模のスポーツとして広めて、野球のマーケットを拡大するのが目的。
つまり、
「参加国が少ないからやる意味が無い」
「他の国が弱すぎるからやる意味が無い」
というのは的外れな意見で、参加国が少ないから、他の国が弱すぎるからWBCを開催するのです。
世界規模のスポーツに拡大し野球のレベルを上げるのが目的
野球は、世界規模で見るとマイナーなスポーツ。
WBCという世界一を決める大会を続けることで、野球競技を世界規模のメジャースポーツとして成長していくことが目的。
現在は、世界大会を開催しても、一部の国が強く、他の国は弱すぎるの現状。
しかし、各国や各地域で野球競技が盛んになることで、各国の野球のレベルは確実に上がっていきます。
日本も元々は弱かった
元々、日本に野球は存在しません。
野球が日本に伝わったのは、1872年(明治5年)
その後、1934年(昭和9年)にベーブ・ルースが来日し、全日本チームと16試合行いましたが、日本チームは16戦全敗。
ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスの三大本塁打王に、速球王のレフティ・ゴメスらを擁するMLB選抜が、智将コニー・マック監督とともに来日。対する日本は初めてプロのチーム「全日本軍」で挑むも、16戦全敗に終わった。
引用 ウィキペディア 日米野球
ベーブ・ルース来日から2年後の1936年(昭和11年)にプロ野球が誕生しています。
ベーブ・ルースが来日したときは、アメリカと16試合戦って全敗。
しかし、今では肩を並べるところまで強くなっています。
WBCの参加国はなぜ少ない?【まとめ】
WBCは、サッカーのワールドカップと比べると参加国は少ないです。
また、強いのは日本やアメリカの一部の国だけで、やる意味はあるのか?という意見もあります。
WBCは、野球競技をグローバル化し、世界規模のスポーツとして広めて、野球のマーケットを拡大するのが根本的な目的。
日本にいると、野球が世界規模のスポーツと勘違いししまいますが、野球は世界規模だとマイナースポーツ。
今後、野球競技を世界規模のスポーツとして育てていくために、WBCは開催されています。
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