ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」が10月から日テレの日曜ドラマ枠で放送中。
ミステリー賞を総なめした推理小説が原作ということで話題のドラマです。
第2話まで放送されましたが、第2話放送中に気になるテロップが表示されました。
「この物語・・・すべてが、伏線。」
原作が小説なので、検索すればネタバレで答えが出てくると思いますが、ネタバレは見ずにドラマを見た情報のみで考察しました。
ドラマ霊媒探偵・城塚翡翠 伏線回収?
霊媒探偵・城塚翡翠の第2話で、CM前の「提供」画面で気になるテロップが表示されました。
表示されたのは2つの文章。
・ミステリー賞5冠獲得!
・この物語・・・すべてが、伏線。
煽りとも取れるこの2つの文章を見て、視聴者はどう思うか?というと、
「物凄いトリックが隠されているドラマ」
「この先、伏線回収されるドラマ」
こんな感じの印象を受けるのではないでしょうか。
第2話まで見た感想は普通
ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」の第2話まで見た感想としては、面白いです。
ですが、至って普通の推理ドラマという印象。
「ミステリー賞5冠獲得!」というほどのインパクトは今のところありません。
この物語・・・すべてが、伏線。の意味は?
第2話で流れたのが「この物語・・・すべてが、伏線。」というテロップ。
このテロップが、第2話の話を指してるのか?
それとも、第1話~最終話までを指してるのか?というのは不明です。
しかし、第2話を指してるとするなら、かなり大げさなテロップと言えます。
第2話に張られていた伏線とは?
そもそもドラマなどで使われる「伏線回収」とは?
伏線を回収する後の展開に活かすためにあらかじめ忍ばせておいた要素(=伏線)を、意図通りに後の展開の中で活用すること。 とりわけ小説・ドラマ・マンガ等の物語において、特に注目されない形で登場していた物事が、物語の後の展開で重要な役割を担うこと。
第2話で伏線と言えるのは、水鏡荘で全員で集まって鏡に映る幽霊の話をするシーンでの別所幸介のセリフ。
「僕も(幽霊を)一度も見たことがありません」
「有本さんや新谷さんは「本当に見た」といって怖がっちゃってますよね」
このセリフから分かるのが、
・別所幸介は幽霊が怖くない
・有本道之は幽霊が怖い
・新谷由紀乃は幽霊が怖い
これが最終的な事件解決の糸口となり、ドラマを見終わると伏線だったということが分かります。
伏線の意味が第2話を指すなら期待ハズレ
「この物語・・・すべてが、伏線。」というのが、第2話を指す意味だったとしたら、ハッキリ言って期待外れ。
この程度の伏線なら、捜査一係長通常回でもありそうなレベルの伏線です。
・ミステリー賞5冠獲得!
・この物語・・・すべてが、伏線。
と、大々的に謳ってるからには、それなりの伏線回収がないと視聴者はガッカリです。
ということで、第2話で流れたテロップの「この物語・・・すべてが、伏線。」というのは、第2話を指すのではなく、第1話~最終話を指す意味と考えて良いと思います。
伏線は「透明な悪魔」の正体
「この物語・・・すべてが、伏線。」というのは、第1話~最終話を指す言葉。
ということは、既に最終話までに回収される伏線が張られているということになります。
第1話と第2話を見て、最終話に繋がるのは何か?と考えると、連続事件の犯人である「透明な悪魔」のことだと予想出来ます。
では、最終的に明かされるであろう「透明な悪魔」の正体は誰なのか?
「透明な悪魔」の正体は2パターン
「透明な悪魔」を大きく分けると2パターンしかありません。
1.これから犯人が登場する
2.第1話、第2話で既に犯人が登場している
1.これから犯人が登場するパターン
第3話以降、「透明な悪魔」が登場するパターン。
これから登場するキャラが犯人になるので、ドラマしか見てない場合は予想は不可能です。
普通のドラマだと、途中から犯人が登場するのは普通。
2.第1話、第2話で既に犯人が登場しているパターン
「この物語・・・すべてが、伏線。」ということを考えると、1話から伏線が張られていたということなので、既に犯人が登場している可能性は高いと予想出来ます。
「霊媒探偵・城塚翡翠」はメインキャラがあまりいないので、かなり人物は限られます。
第1話、第2話で登場したキャラ
第1話、第2話で登場したキャラが、
・城塚翡翠(清原果耶さん)主人公
・香月史郎(瀬戸康史さん)推理作家
・千和崎真(小芝風花さん)翡翠のアシスタント
・鐘場正和(及川光博さん)刑事
・雨野天子(田中道子さん)鐘場の部下
画像引用 霊媒探偵・城塚翡翠公式ツイッター
「透明な悪魔」を予想
第1話、第2話で登場したキャラが犯人だとすると、かなり限られます。
主人公の翡翠が犯人の場合、物語が破綻しそうなので除外。
次に、刑事の雨野天子が犯人だとすると、インパクトが弱すぎるので除外。
残るのが、この3人。
・香月史郎(瀬戸康史さん)推理作家
・千和崎真(小芝風花さん)翡翠のアシスタント
・鐘場正和(及川光博さん)刑事
香月史郎と千和崎真が怪しい
部屋に連続事件の写真を貼りまくってるし、あきらかに怪しいのは推理作家の香月史郎。
ただ、あからさまに怪しいのでミスリードの可能性も考えられます。
刑事の鐘場は第2話までだと怪しさは皆無。
それを考えると翡翠のアシスタントの千和崎真が怪しい。
そもそも、ちょい役のアシスタントに小芝風花さんをキャスティングしてる時点で怪しすぎる。
小芝風花さんは、ここ数年は、映画もドラマも、ほぼ主演かヒロインしかやってません。
第3話視聴後追記
伏線は基本的に、ドラマが終わってから「あれは伏線だったのか!」と分かるものです。
伏線なのか?ミスリードなのか?
結局、ドラマを最後まで見ないと、どれが伏線だったのか?というのは分かりませんが、とりあえず第3話で怪しいと思われるシーンです。
香月史郎が「殺人鬼」のセリフで動揺
画像引用 霊媒探偵・城塚翡翠公式ツイッター
ドラマが始まってすぐに、翡翠が被害者役、香月が犯人役で、犯行をシミュレーションします。
その時の翡翠のセリフで香月が動揺します。
「先生、もうちょっと迫真の演技でお願いします。殺人鬼の役ですよ?お得意なはずです。」
翡翠の「殺人鬼」というセリフに対して、目が泳ぎ「えっ?」と動揺する香月。
続けて翡翠の、「ミステリー作家なんですから」のセリフで、ほっとする様子の香月。
黒い車の謎の人物
物語中盤、藁科琴音の自宅を訪問し指紋を採取。
藁科琴音の自宅を出て、帰ろうと車に乗り込む翡翠と香月でしたが、その様子を黒い車から双眼鏡で覗き込む謎の人物。
謎の人物が双眼鏡を置くときに手が一瞬映るのですが、手は指が細くて女性っぽい。
その後、翡翠と香月の車が出ていくと、追従するように謎の人物が運転する黒い車も追いかけます。
この後、黒い車の人物が何者か?というのは出てこないので、第3話とは無関係のシーン。
アシスタントの千和崎真から意味深なメール
画像引用 霊媒探偵・城塚翡翠公式ツイッター
藁科琴音の自宅から車で帰る途中、事件現場の公園に立ち寄り、2人で話す翡翠と香月。
この時、アシスタントの千和崎真から、「お家で待ってますよ」という翡翠を心配する意味深なメールが届きます。
長電話を掛ける謎の女性
藁科琴音が最後の犯行を起こす前、ベンチに座る謎の女性が長電話をしていたおかげで、最後の犯行を止めることが出来ました。
「その女性がいなかったらと思うと、ゾッとしますね・・・」と、アシスタントの千和崎真のセリフ。
「襲われた吉原さくらの守護霊のお姉さんが守ってくれた」という解釈で終わりましたが、翡翠は「そう・・・かもしれませんね・・・」という微妙な反応。
天野に口止めする鐘場
画像引用 霊媒探偵・城塚翡翠公式ツイッター
雨野天子が、透明な悪魔による8人目の被害者の検死結果を上司の鐘場正和に伝えます。
検死によると、次亜塩素酸ナトリウムが検出され、犯人は遺体を漂白した可能性がある。
この検死結果を知った鐘場は、「雨野、このことは誰にも言うな」と口止めします。
香月の部屋に貼られた写真
翡翠がナイフで何者かに襲われていて、「先生助けて・・・」
部屋には、事件の写真がたくさん貼られています。
第1話から何度も流れるシーンなので、実際にドラマの終盤のシーンだと予想出来ます。
・香月が翡翠を助けるために事件を推理してるのか?
・香月が犯人なのか?
どちらとも取れるシーン。
第4話視聴後追記
ある意味、予想外すぎた第4話。
第3話までとは違い、最初から終わりまで「透明な悪魔」を追うことになります。
今までは、別の事件を捜査しながら、その中に伏線っぽいところがちょくちょく挟まれていましたが、第4話はずっと怪しい。
全て怪しいところを書き出すと、訳が分からなくなりそうなので、特に「?」となった部分だけを紹介します。
香月がお墓に向かって報告
度々登場していた、香月がお墓の前に立ってるシーン。
第4話では、お墓に向かって香月が報告します。
「いよいよだよ・・・姉さん・・・」
これまでに、香月の姉さんについての話は一切出ていません。
唐突に出てきたことなので、需要なシーンだと予想されます。
鐘場を逃がす謎の女性
第4話では、刑事の鐘場正和(及川光博さん)が犯人ぽく描かれています。
物語終盤で、鐘場を怪しんだ部下の雨野天子(田中道子さん)が、鐘場を尾行します。
すると、突然、雨野天子とぶつかる謎の女性。
女性とぶつかったことにより、雨野は鐘場を見失い逃げられます。
ぶつかった後、意味ありげに謎の女性を映していたので、モブキャラというわけではなさそう。
蛯名海斗が謎の建物から立ち去る
蛯名海斗(須賀健太さん)は、第3話から登場した刑事。
雨野天子が、鐘場正和を尾行しているときに蛯名海斗に電話します。
しかし、着信に気づいても電話に出ない蛯名海斗。
そして、鐘場が日頃食べているものと同じフリスクをガリガリ食べながら、車を発進させます。
車が進みだすと、後ろには謎の建物。
謎の建物は、毎回、透明な悪魔らしき人物が登場するときに映る建物。
次回 最終話
第4話で、最も衝撃的だったのは第4話の内容ではなく、第5話の予告。
なんと、次回が最終話だそうです。
※結局、第5話で完結しました。第5話を見た感想と、新番組『城塚翡翠invert』がどんなドラマなのか?は別の記事で紹介しています。記事はこちらです。>【第5話ネタバレ注意】ドラマ『城塚翡翠invert』のあらすじ 続編?未回収の謎は?