oculus quest2でスタンドアローン型のVRが大きく進化しましたが、これから先もVR技術は進化しつづけるのは間違いありません。
このままVR技術が進化し続け、最終的にはどこに行きつくのか?と調べると、フルダイブ型VR技術というのが出てきました。
フルダイブ型VRって実現可能な技術なのか?というのを調べたので紹介します。
フルダイブ型VRは実現可能?
旧oculus questは、2019年5月21日に発売されたのですが、oculus quest2はたった1年半で大きく進化しました。
これから先もVR技術が進化していくのは間違いなく、最終的にはフルダイブ型のVRまで進化していく可能性があるそうです。
フルダイブ型VRとは?
「フルダイブ型VRって、アニメの話じゃん」と思ってましたが、調べてみると現実でも実現可能になる技術と言われています。
最近のアニメの設定で多いのが、フルダイブ型のVRゲーム。
フルダイブ型VRを使った有名なアニメが、SAO(ソードアートオンライン)
現実でも、SAOのようなフルダイブVRが可能で、しかも、それは遠い未来に実現可能というわけではなく、2030年代にはフルダイブに近いものが出てくると予想されています。
フルダイブ型VRで得られる没入感
VRでは「没入感」という言葉が頻繁に使われますが、VR技術の進化は、「いかに没入感を得られるか?」ということの追求であり、その最終系がフルダイブ型のVR。
フルダイブ型VRでは、プレイヤーは完全にゲーム内のアバターと同期して操作することが可能になります。
フルダイブ型VRでは、キャラクターを操作するというより、もはや、キャラクターに憑依したかのように操作出来て、ゲーム内を自由に駆け回ったり、戦ったりすることが出来るようになるそうです。
フルダイブ型VRの問題点
フルダイブ型VRの問題点として、技術的な部分がありますが、技術的な問題点はいずれ解決されていくものです。
それよりも大きな問題点が、倫理的な問題。
VRの進化は、没入感の追求です。
そのため、フルダイブ型のVRでは没入感を最大限に得られるために、体の制御をシャットアウトするらしい。
現在のVRだと、剣を振るためにはコントローラーをもってブンブン振り回す必要がありますが、それだと没入感はイマイチです。
最大限に没入感を得るためには、現実の体は動かさないということが重要になるそうです。
SAOの世界が現実に
人間の体は、脳からの電気信号で動いてます。
なので、それをゲーム内のキャラクターに伝達できる技術が完成すれば技術的にはフルダイブ型VRは実現可能。
そして、没入感を得るためには、寝たきりで体を動かさないようにする必要があり、そのためには体の制御をシャットアウトしなければいけないらしい。
まさに、ソードアートオンラインのように寝たきりでゲームをする時代が2030年代には訪れるかもしれないそうです。
フルダイブ型VRは一般家庭に普及するか?
SAOのようなアニメだと、少年少女たちが、ベッドの上で寝たきりでゲームをしてますが、あれが現実なら恐ろしい話です。
体の制御が奪われてしまうということが現実で起これば大問題だし、本当にアニメのようにログアウトできずにゲーム内から出れないということも起こりうるかもしれない。
それを考えると、専門施設で体験出来るものとしてならあり得るかもしれないけど、一般的に広まるのは難しいかもしれません。
ゲーム内に依存の可能性
ゲームをプレイしていると、「こんなところで生活したいな~」と考えることもたびたびありますが、フルダイブ型VRだと、あまりの没入感でゲーム内への依存が強くなっていくことが予想されます。
今でさえ、ゲーム廃人がいるわけですから、フルダイブ型VRとなれば、「現実世界に戻りたくない!」となる人が増えるのは間違いありません。
アニメのようにゲームの世界とリアルの世界を切り分けて生活できる人と出来ない人は必ず出てくると予想されています。
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あとがき
フルダイブ型VRは2030年代には体験できると予想されています。
しかし、倫理的な問題を考えると、現在のVRのように一般家庭に普及するとは考えにくいかもしれません。
死ぬまでに一度は体験してみたいとは思いますが、やはり体の制御が出来なくなるというのは恐ろしい話です。
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