1話~3話までは「鬼明し編」が放送され、現在は「業」5話~8話の「綿騙し編」の解答編にあたる「綿明し編」が放送中。
新作の「綿騙し編」「綿明し編」と、2007年に放送された、旧ひぐらしのなく頃にの「綿流し編」の違いを紹介します。
ひぐらしのなく頃に卒「綿明し編」と「綿流し編」の違い
前回に引き続き、あらすじを紹介しようと思いましたが、あまりにも難解すぎて諦めました。
ということで、新作と旧作のポイントだけまとめて紹介します。
ひぐらしのなく頃に業 綿騙し編
ひぐらしのなく頃に業「綿騙し編」の流れは、
人形を魅音に渡す→圭一と詩音が祭具殿に忍び込む→富竹と高野が失踪→村長失踪→梨花失踪→圭一が牢屋に入れられる→魅音と沙都子が死亡
多分、こんな流れだったはず・・・
この話は、魅音と詩音がゴチャゴチャになるのでかなり難解です。
「疑心暗鬼に囚われているのはどう見ても魅音だろ?」と思うかもしれませんが、旧作を見てると、どれが「魅音」なのか?「詩音」なのか?わかりません。
なぜなら、旧作だと、「魅音」ではなく、「詩音」が疑心暗鬼に囚われ、悲劇的な結末を迎える話だからです。
しかも、「詩音」が「魅音」に変装して暗躍する場面も多く、旧作の「綿流し編」だけ見ても、どっちがどっちだか全く分かりません。
「業」の綿騙し編は「魅音」が主役
ひぐらしのなく頃に業の「綿騙し編」だけ見てると、「魅音」なのか?「詩音」なのか?わかりませんでした。
しかし、最新作の「卒」を見ると、「綿騙し編」で疑心暗鬼になってるのは「魅音」
「卒」の第4話、「綿明し編 其の壱」の中の、沙都子がエウアと話すシーンで、「魅音さんが疑心暗鬼に囚われる世界はありませんのね」
つまり、沙都子とエウアの会話から、「魅音」はどの世界でも自分を保ち、一度も疑心暗鬼になったことがないということが分かります。
そして、この回では、沙都子が、「魅音」の後ろで注射を持ってるシーンがあるので、一度も疑心暗鬼にならなかった「魅音」に、無理やり雛見沢症候群を発症させている状態だと思われます。
旧ひぐらしのなく頃に 「綿流し編」
「業」の「綿騙し編」と同じ内容の話が、旧作だと、第5話~第8話の「綿流し編」になります。
旧作の「綿流し編」は、新作の「綿騙し編」と同じく、「魅音」が疑心暗鬼になって暴力的になって行く話なのですが、とにかく意味が分かりません。
意味が分からないのには理由があって、それは、「綿流し編」には前日譚があるからです。
前日譚「目明し編」
「綿流し編」の前日譚になるのが、終盤の第16話~第21話までの「目明し編」です。
「綿流し編」と「目明し編」は、2つ見てようやく話が分かるようになってます。
そして、「目明し編」を見ることで、「綿流し編」で疑心暗鬼で暴力的になっていたのが「魅音」ではなく「詩音」だということも分かります。
つまり、
第5話~第8話「綿流し編」→圭一視点
第16話~第21話「目明し編」→詩音視点
圭一視点から事件を見ると意味がわかりませんが、詩音視点から見ることで、意味不明な部分の話が繋がっていきます。
旧作と「綿流し編」と新作「綿騙し編」の違い
新作の「綿騙し編」は流れは、
人形を魅音に渡す→圭一と詩音が祭具殿に忍び込む→富竹と高野が失踪→村長失踪→梨花失踪→圭一が牢屋に入れられる→魅音、沙都子、梨花が死亡
旧作の「綿流し編」の流れは、
人形をレナに渡す→圭一と詩音が祭具殿に忍び込む→富竹と高野が死亡→村長失踪→梨花と沙都子が失踪→詩音失踪→レナと圭一で園崎家へ行く→圭一が魅音に捕まる→警察突入で圭一と詩音救出→魅音失踪、梨花と沙都子が死亡→圭一が魅音に刺される→魅音死亡
「綿流し編」を見ると犯人は「魅音」ですが、本当の犯人は「詩音」だということが、第16話~第21話の「目明し編」を見ると分かるようになってます。
綿流し編と綿騙し編のキーポイント
キーポイントとなってるのが、「人形を誰に渡すか?」ということで、人形をレナに渡すと必ず詩音が疑心暗鬼に囚われる展開になります。
梨花はそのことを知ってるので「業」では圭一に助言します。
その結果、人形を「魅音」に渡すことが出来、悲劇を回避出来ると思ってますが、実は裏で沙都子が暗躍していたため悲劇は回避できませんでした。
「詩音」はなぜ暴走するのか?
「詩音」がなぜ疑心暗鬼になり、次々に事件を起こしていくのか?というと、根本的な理由が失踪した沙都子の兄の悟史。
「詩音」は悟史のことが好きだったのですが、悟史はオヤシロ様の祟りで失踪します。
悟史は、ダム計画誘致派の「北条家」なので、「詩音」の「園崎家」とは敵対関係。
オヤシロ様の祟りで毎年死亡するのは、ダム計画に携わった人間ばかりなので、「詩音」はオヤシロ様の祟りは、園崎家やその他の御三家の公由家、古手家が裏で手を引いてる思っています。
なので、悟史の失踪も「園崎家」がやったと思い込み、疑心暗鬼になって園崎家や公由家に復讐をしていくという物語です。